中学校:6年制
6年一貫教育
現今の学校制度は、戦後の改革による、いわゆる6・3・3制ですが、これは改革当初からいろいろな問題がありました。その一つは、中学、高校ともに3年間という短い年限で分断されてしまっているということなのです。その上、その間に高校入試という関門があるため、殊に中学3年生は、どうしても目先の目標にとらわれて、知識のつめこみに終わってしまい、真の学力をつけるための勉強ができません。 また、中学教材と高校教材に重複した面もかなり見られますが、これも3・3制の分断システムでは解決のしようがありません。
高校入試の問題・教材内容の重複・難易の差・ゆとりある学校生活等を考えます時、これを解決していくには、どうしても中・高一貫した学校生活を確立して、教育課程を考えていくことが必要となってまいります。6年一貫教育の中でこそ、無用な足踏みや、無理な疾走や、無意味な重複を避けることができ、可能な部分をどしどし進んだり、時間をかけるべきときは十分に時間をかけたりするなど、腰をすえての素質開発が可能です。また、精神的に、6年一貫した人間教育が施せることは、学校離れを起こし、非行化に走りやすい中・高校生の生活を、正常の軌道に乗せる上からも重要なことと考えます。また、昭和54年に大学入試制度が改革され、共通一次試験が導入されました。それにより願書提出・試験実施期が大幅に繰り上げりました。また二次試験では非常に教科数が限定されたことから、結果的には専門化が進むことになりました。さらに62年度より国立大学複数化受験を目指したA・Bグル-プの導入、平成2年度より導入された分離分割制度改革の度毎に、大学への入学は専門化と多様化の度を加える結果となっています。
要約しますと、本学園の六年コ-スは、精神的成長段階にふさわしい人間教育を施し、綿密な教育計画のもとに、いかなる大学の入学試験にも合格できるよう、十分な学力がつけられる教育の実践をねらいとしています。
教育課程
教育課程は6年を1本化して編成したものであり、生徒の理解課程、教科内容、大学入試状況を勘案し、次の三期に大きく分け、合理的な教科指導に重点を置いています。
- 一期(1.2年)
基礎力養成課程。6ヶ年の前期にあたり、中学段階の基礎学力の養成と、学習姿勢、学習方法の確立、総合的思考力の基礎作りとしての訓練を期す。
- 二期(3.4年)
実力養成課程。この時期は、心身ともに大きく成長する段階であり、この期に6ヶ年の主要部分である高校段階の基礎固めと、実力の養成を期す。
- 三期(5.6年)
応用力養成課程。6ヶ年の総まとめの時期として、総合的な実力の養成を図る。また、多様化する大学の二次試験等を考慮し、各自の目的に合った合理的な学習と応用力の養成を期する。
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