
トマス・ジェファーソン高校では、生徒が主体となって、様々なチャリティー活動を行っています。先日は、Make-A-Wish Americaというチャリティー団体と生徒たちが協力して、アフリカ系アメリカ人の少年Sくんの夢を叶えるためのイベントが開催されました。
Sくんは闘病生活を余儀なくされ、不自由な生活を送っていました。そんな彼を励まし、退院後に彼がやりたいと思っていた夢を叶えるために、学生たちが協力してイベントを催しました。智辯学園の生徒たちがお土産にいただいたトマス・ジェファーソン校(以後TJ)オリジナルTシャツ(背中にはSくんがほしかったゲーム機のコントローラーの絵が描かれている)の売り上げや、ダンスパーティーでの収益の一部がSくんに送られます。ちなみにこのチャリティー活動は昨年度からスタートしたとのことです。
スペシャルゲストとして、学校の体育館に招待されたSくんを、執行委員の生徒たちや、彼らの活動に賛同した生徒たちが、温かく迎え入れます。生徒たちの手には、ライトをつけた携帯電話が握られており、それを左右に振ることで、体育館中がキラキラと眩い光で埋め尽くされました。アメリカの国家斉唱後に、生徒たちはSくんより闘病生活の話や、これからやりたいことについての話を聞いたのですが、その中で今回の寄付金を、自分のためだけに使うのではなく、両親にも何かお礼がしたいというSくんの優しい心に、一同胸を打たれました。Make-A-Wish Americaの式典後は、Sくんとのひとときを自分たちTJの生徒にとっても思い出深いものにしようと、風船割りゲームや高校1年生から4年生に分かれて座っている座席の、どの学年が一番大きな声を出せるかを競い合ったり等、学校が一体となって素敵な時間を皆で共有できたことは、とても素晴らしいと感じました。
翌日の夜は智辯学園の生徒たちもホストスチューデントからドレスを借りたり等、ちょっとおめかしして、チャリティーのダンスパーティーに参加させてもらいました。TJの生徒にとっても、また智辯学園の生徒にとっても、思い出深いイベントであったと思います。
智辯学園のインスタグラムにもアメリカ短期留学の様子をアップする予定です。合わせてご覧いただければ幸いです。