5月27日からの4日間、高校1年生の希望者8名が和歌山校・奈良カレッジ校と合同で、韓国研修旅行に行ってきました。前身である修学旅行時代から数えて今年で51年目となる訪問交流。生徒たちが経験して持ち帰った大切なものは何でしょうか。ひとりの参加生徒の感想文を紹介いたします。
「未来のための四日間」
私は高校一年生にして、人生の宝を手に入れたと思う。この思いはきっと私が大人になっても忘れはしないだろう。国外に出るという少しの勇気と好奇心で自分の生き方が変わるなんて思ってもいなかった。そう思える実に充実した四日間であった。

三日目四日目に姉妹校である二校へ訪問した。こんなに貴重な体験がほかにあるだろうか。 他国の同世代との交流。それはきっと、この智辯学園でしか味わえない体験だっただろう。心温かい生徒の皆さんに恵まれた私は多くのコミュニケーションをとることができ、多くの友達を作ることができた。日本に友好的な彼らは、私と母国の文化や言語について熱く語った。この時、私は韓国語を勉強していて本当に良かったと思った。彼らに後日聞いたところ、韓国語で話しかけてくれてとてもうれしかったとのことだった。やはり「郷に入れば郷に従え」という言葉があるように、その国に行けばその国の言葉を話すべきであると痛感した。

すべてを理解していなくてもいい。ただ、会話をしたいというその姿勢を相手に伝えるだけで、どれだけ価値が上がるだろうか。どれだけ相手からの認識が変わるだろうか。私はそれが礼儀であると思ったと同時に、もし言葉がわからなくても臆することなく話し合うことこそが、これからの国際社会に必要な社会人基礎力であることをこの四日間で学んだ。 最後に、私を送り出してくれた両親、兄弟、祖父母、日本の友人達、先生方、そして韓国で私と出会ってくださったすべての方々に深く感謝を伝えたい。本当にありがとうございました。






