中学3年生では、「仕事について知る」ということをテーマに、働くとはどういうことかを考え、職業観・勤労観を進路HRや調べ学習を通して深める取り組みを行っています。最先端のモノづくりの現場を肌で感じ、働くことへの関心や意欲を高めてほしいという思いから、校外学習の一環として「モノづくりのまち」東大阪を訪れました。
一般社団法人大阪モノづくり観光推進協会専務理事・事務局長の足立克己さまからは東大阪の歴史から教えていただき、モノづくりの原点である銅鐸を実際に触らせてもらったり、「働」は“人”のために”動”くことであると仕事に対する心の持ち方を語っていただきました。その後、松よし人形の小出社長さまからは工房の誕生にまつわる話や職人さんが生み出すモノづくりに関する話をしていただきました。「失敗も成功も同じくらい大事」、「心は形を求め、形は心を育てる」という職人としての志も教えていただきました。
この後、4つのグループに分かれて、大阪ベンテックさま、野田金属工業さま、松よし人形さま、山本光学株式会社さまを見学させていただきました。工場の様子や現場の職人さんのお話を聞き、そしてモノづくりの最前線を肌で感じ、生徒たちとって忘れられない経験となったと思います。
実施後は学校に帰り、感想や新たな発見をハガキ新聞にすることで学びを深めました。
仕事の意義や楽しさを学び、この活動が将来の進路選択の一助となればと考えています。
ご協力いただきました各企業の皆さま。生徒たちのために貴重なお時間を割いていただきまして、ありがとうございました。この場をお借りして、御礼申し上げます。