10月27日(木)に大阪府吹田市にある国立民族学博物館を見学させていただきました。
お天気にも恵まれ、生徒たちは、元気よく出発しました。

「みんぱく」の愛称で知られる国立民族学博物館は、文化人類学・民族学に関する調査・研究をおこない、その成果に基づいて世界の諸民族の社会と文化に関する情報を人々に提供し、諸民族についての認識と理解を深めることを目的とした博物館です。
万博公園内の施設ということもあり、到着するまでの間も、モノレールや太陽の塔を望み、期待が膨らんでいきました。

まず初めに、特別展『Homō loquēns 「しゃべるヒト」~ことばの不思議を科学する~』を見学させていただきました。
「コトバ」をテーマに、言語学のみならず、文化人類学、工学系、教育系、脳科学、認知心理学等の120名を超える国内外の研究者が協力した展示会でした。身近なものだからこそ立ち止まって考えてみると、その不思議に気づかされる良い機会となりました。

次に、国立民族学博物館准教授の斎藤玲子先生より、「アイヌ民族と北米先住民族の文化」と題して、講義していただきました。生徒たちは、お話を聞かせていただきながら、一生懸命メモを取っていました。先生の研究内容に興味を持った生徒も多く、常設展示場のアイヌ文化のコーナーにはたくさんの生徒が集まっていました。

常設展示場での見学では、グループごとに、あらかじめ決めたテーマを探求すべく活動していました。タブレット端末を利用し、撮影をしたり、メモを取ったり、スケッチをしたりと、後日の発表に向けて、みんなで相談しながら、見学を続けていました。

先日、地理の授業の中で発表が行われました。民族学博物館で撮影した写真をうまくスライドに取り入れて発表できていました。

校外学習を通して自らすすんで学んだことが、今後の生徒たちの成長に繋がると確信しました。

充実した秋の一日でした。

 

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