9月20日(木)に、オーストラリアにある姉妹校コーニッシュカレッジから留学生が来てくれました。
コーニッシュカレッジとは、交流を始めてから5年目となります。本校からは毎年2月にある修学旅行でコーニッシュカレッジを訪れています。
丸1日、1対1のペアを作って授業に参加させてもらう中で、英語だけの小学校生活を経験するとともに、異文化の小学生ともすぐ仲良くなれる貴重な経験をしてきました。

【2017年度 修学旅行 コーニッシュカレッジでの交流の様子】

今回来てくれたのは、小学生12名、中高生14名、引率の先生5名で総勢31名でした。

オーストラリアからの友人たちが来ることが楽しみで仕方なかった本校の児童たちは、
6年生が中心となり、「お・も・て・な・し」の精神で、自分たちの学校にきてくれる喜びと、日本の文化を伝えようと、「BEST」を合い言葉に、歌や台詞や動作を一人ひとりが責任を持って、準備をしてきました。

【Welcome Ceremony】

             

【交流会】

交流会では、6年生が各クラス6班に分かれ、日本の伝統文化を紹介し、留学生に体験してもらいました。1組は、「お手玉」「五目並べ」「かるた」「紙相撲」「けん玉」「福笑い」を、2組は、「だるまさんが転んだ」「ちぎり絵」「折り紙」「お箸」「羽子板」「和紙」を担当し、何ヶ月もかけて準備・練習しました。

 

【昼食 手巻きずしパーティー・昼休み】

1組は2組が交流会をしている間に、家庭科の調理実習で学んだことを活かして、ご飯を炊いて、お酢を混ぜて酢飯を作り、具材として玉子焼きも作りました。2組は、1組が交流会をしている間に、机と椅子を準備し、食材を家庭科室からアリーナⅡまで運びました。各クラスで分担し、手巻きずしを準備できました。食べる前に、日本文化『お寿司』について英語で説明したり、手巻きずしの作り方を動画に合わせて解説しました。食事作法も一緒にしました。手巻きずしの味は、留学生にも気に入ってもらえたようで、お腹いっぱい食べてくれました。食事中は、好きな具材や苦手な具材について話すのをきっかけに、自分の知っている単語を使って、質問をしたり、質問に答えたり、楽しくコミュニケーションをとることができました。

お昼休みは、天候が悪く、グラウンドで遊ぶことはできませんでしたが、中高の体育館を借りて、バスケットボールやドッジボールをして遊びました。女子のバスケットボールでは、智辯生対留学生でしましたが、留学生が上手にパスを回して、人数で圧倒する智辯生に圧勝しました。子ども達は、改めてチームワークの大切さを感じたようでした。

 

【墨流し体験】

1組は図工室で、2組は理科室で、『墨流し』を行いました。知っている単語は少なくても、使用する道具を示したり、先に動きを見せて真似をしてもらったりしながら、何とか楽しく一緒に作品をつくりあげることができました。修学旅行でプレゼントするのが楽しみです。

 

昼食やお昼休み、昼からの授業「墨流し」では、台詞が無く、どういうふうに英語で言えば良いのか悩みながらも、習ってきた英単語と身振り手振りで伝えようと頑張りました。中には、留学生からYou are my best friend !と言ってもらえたと大喜びの子もいました。

【Closing Ceremony】

閉会式では、ちぎり絵グループからコーニッシュカレッジへ、日本とオーストラリアの国旗を描いたちぎり絵をプレゼントしました。児童代表挨拶もしっかりと気持ちを伝えられました。感謝の気持ちとして、コーニッシュカレッジから6年生全員がオーストラリアのお土産を頂きました。練習に、準備に一生懸命頑張ってきたことが報われた、本当に素敵な1日でした。

 

交流会後、子ども達に感想を聞くと、「完璧な英語じゃなくても、伝えようと頑張ったら何とか通じた。」と自信に満ちあふれた笑顔で答えてくれました。2月の修学旅行がより楽しみになったようで「Eタイムの授業を頑張る」と意気込みを語ってくれる子もたくさんいました。

子ども達が言葉の壁を乗り越え、友情を築けた笑顔溢れる交流会となりました。

次は、自分たちがオーストラリアを訪れる番です。また友人に会えることが楽しみですね。

 

本校をもっと知りたい方へ

智辯学園和歌山小学校の資料をご入り用の方は、下のボタンをクリックしてお申し込みください。
※WEBパンフレットもこちらからご覧いただけます。

おすすめの記事