今月の感謝祭で、理事長先生は、修学旅行を間近に控える6年生に対し、
「修学旅行ではたくさんのことを楽しみ、そして学び、それから心を磨いてくることが大切ですよ。」
と伝えました。
今年の修学旅行は、コロナウィルスの感染拡大に伴い、全国的にスケジュールや旅行先の変更を強いられる形となりました。智辯学園和歌山高等学校も同じで、高校2年生の修学旅行の行先は四国や中国地方に変更されました。
旅行中、理事長先生はとても嬉しい出来事があったと言います。それは、金比羅さんの愛称で親しまれる、香川県の金刀比羅宮に参拝したときのことです。
この神社は、山の中腹にあるため、石段が多いことでも有名です。 理事長先生が本校の高校生と一緒に石段を登っていると、そこを参拝していた80代の老夫婦からかけられました。
老夫婦は「少し前に病気になり、健康になれるようお願いしに来た。すると、智辯学園の学生からたくさん元気のいいあいさつをしてもらって、本当に嬉しかった。お陰で長生きできそう。」と仰ったそうです。理事長先生は、旅先で本校の生徒が周囲に幸せなかかわりができていることがとても嬉しかった。みんなもひとつひとつの言葉を大切にしようとお話しいただきました。
古来、日本では言葉には魂が宿る(言霊)と考え、言葉を大切にしてきました。言葉には不思議な力があります。よい言葉は相手を幸せにします。逆に悪い言葉は、相手を不幸にします。理事長先生は、子ども達に言葉の大切さを伝えてお話を終えました。お話が終わった後、1年生から5年生の児童は、修学旅行に行く6年生に向けてエールを送りました。