3年生は、大阪府高石市にある大阪ガス ガス科学館と、関西国際空港に行ってきました。
【ガス科学館】
ガス科学館では、社会科の単元「電気やガスとくらし」で学習したガスが家庭まで送られてくる順序や仕組みの理解を深める学習をしました。
展示館では、ガスや気体の性質について学ぶ参加型展示物を通して学びました。液体窒素を利用した実験では、子どもたちの予想と違う結果を目の当たりにして歓声が上がりました。また、限りあるエネルギーを大切にするために、日常生活でもできる環境に優しい取り組みをクイズ形式で学びました。
都市ガス工場見学では、天然ガスが-160℃の低温の液体の状態で、巨大タンカーで中東や東南アジアから運ばれてくることを教えていただきました。当日はタンカーは入港していませんでしたが、LNGタンカーの係留施設の脇をバスで案内され、その大きさに驚きました。また、液体ガスを常温に戻し家庭に供給する施設を車窓から見学しました。ガス工場は危険も伴うので安全管理のために何重もの工夫が施されていることも学びました。
【関西国際空港】
次に、関西国際空港スカイビューの展望デッキへ移動しました。デッキにレジャーシートを敷きお弁当を食べながら飛行機の離陸を見学。飛行機が豪快な音を立てて飛ぶたびに、子どもたちは「あの飛行機はどこに行くの?」「どこの会社の飛行機かな?」「乗りたいな。」などと口々に話していました。
また、同じ建物にあるスカイミュージアムに行き、関空の歴史や仕組み、飛行機のことを知るエリアを各々見学しました。飛行機や管制塔の仕事を体験できるシミュレーターマシンは特に人気で、交代で使用したのですが時間が無くなってしまい「楽しかった。また来たい!」という感想が聞かれました。
最後に、関空の島内をバスに乗って見学する「わくわく関空見学プラン」のツアーに参加しました。通常、一般の人は入ることができない航空保安区域に入り関空の裏側を紹介されました。航空貨物便の集積場や機内食の工場を車窓から見学。さらに見学中、海上保安庁のヘリコプターが海難救助の訓練をしているところに偶然遭遇し、映画で見るワンシーンのような光景を見つめていました。
学校を離れ、通常の授業では味わえない体験ができ、仕組みを理解しました。なぜそうなるのかという深い学びができたことは、今後の物の見方に大いに役に立つものと期待しています。