6月9日、4年生が臨海学校で天神崎を訪問しました。

天神崎では、「天神崎の自然を大切にする会」にご指導いただきながら、自分たちで潮だまりにいるたくさんの生き物を集めて、生物の多様性を感じました。気持ちのいい潮風、美しい景観、たくさんの生き物、そして、それらを守ってこられた方々。和歌山の大自然に触れ、多くのことを感じたようです。

児童が書いた作文を一つ紹介します。

今回は、田辺市にある天神崎に行きました。『天神崎の自然を大切にする会』は、昔から活動を続けてきました。

まず、学校で行った事前学習について説明します。事前学習では、『和歌山県環境アドバイザー』の藤五先生にお話をお聞きしました。先生からは、「梅干しイソギンチャク」や「ヒョウモンダコ」など危険な生物や捕まえるとすごい生き物などいろいろと教えていただきました。しかし、残念ながら「梅干しイソギンチャク」は捕まえることはできませんでしたが、他の生き物を捕まえることができたのでとてもうれしかったです。『ヒョウモンダコ』は危険なものだったので見つけられなくて良かったです。

次に、磯観察について説明します。磯観察では、私はピンセット係だったので、ヤドカリをたくさん捕まえました。途中で水の中に落としそうだったけれど、何とか落とさずに済みました。そんな中、一番悔しかったのは、ニセクロナマコを捕まえられなかったことです。すばしっこい魚ばかりに気をとられて、なまこを捕れませんでした。けれど、先生と一緒に、小さな子どもみたいなエビを捕まえることができたのでとてもうれしかったです。バケツの中でヤドカリどうしがけんかをしているところを見て、班のみんなも面白がっていました。

そして、もう一ついいことがありました。今日は天気が良く、晴れ渡っていたので、お昼ご飯を外で食べることができたことです。今日、私がお弁当を食べたところは、普段は海の中で、水につかっているところだなんて信じられませんでした。潮だまりがきれいにピカピカ光っていて、上には青空が広がっていて自然は大きいなあと感じました。最高な景色の中、お母さんがつくってくれたお弁当を食べることができて幸せでした。

想像していたよりも楽しいところだったので、百回聞くよりも自分の目で見た方がいいということがわかりました。今回の臨海学校も含めて、遠足や社会見学、修学旅行など、実際にいろんなことを見たり、体験することが大切なんだと思いました。

帰るとき、教頭先生が、『今、自分に出来ることしなさい。』と言われて、私に出来ることはたくさんあるということを思い出して、『自然を大切にする会』がなくても、みんなや世界中の人たちが、自ら自然を大切にできるようになりたいと思っています。

これからも、自然を大切に、天神崎を大切にしていきたいと思います。今回は、とてもいい経験になりました。次回は、夕日を見て大自然のパワーを感じたいです。

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